広島女学院高等学校の学校情報

学校概要

広島女学院高等学校は、1886年の創立以来、キリスト教精神に基づく女子教育を行ってきました。広島市中区の閑静な環境に位置し、生徒たちは落ち着いた雰囲気の中で学んでいます。校訓「われらは神と共に働く者なり」のもと、一人ひとりの個性を大切にしながら、知性と品格を兼ね備えた女性の育成に力を注いでいます。近年では、グローバル社会に対応できる人材育成にも注力し、多くの卒業生が国内外で活躍しています。

教育内容

本校の教育は、普通科の中で幅広い学びを提供しています。特に英語教育に力を入れており、ネイティブ教師による授業や海外研修プログラムを通じて、実践的な英語力を養成しています。また、広島の地域性を活かした平和学習も特徴的で、毎年8月には全校生徒で平和記念式典に参加し、平和の尊さを学んでいます。さらに、探究活動を重視し、生徒たちは自ら課題を見つけ、解決策を考える力を身につけています。

学校生活

広島女学院高校の学校生活は、多彩な行事で彩られています。春の入学礼拝から始まり、夏の体育祭、秋の文化祭と、季節ごとに生徒たちの成長を感じられる機会があります。特に、全校生徒が参加する讃美歌コンクールは、100年以上続く伝統行事で、美しいハーモニーが校内に響き渡ります。また、クリスマス礼拝では、生徒たちが主体となって企画・運営を行い、キリスト教精神を体現する貴重な経験となっています。

部活動

本校では、19の部活動が活発に活動しています。運動部7つ、文化部12つと、生徒の多様な興味に応える幅広い選択肢があります7。特に、英語弁論部やボランティア部は、本校の教育方針を反映した特色ある活動を展開しています。例えば、英語弁論部は全国大会で優秀な成績を収めており、ボランティア部は地域の福祉施設との交流を定期的に行っています。部活動を通じて、生徒たちは協調性やリーダーシップを育んでいます。

進路実績

2023年度の進学実績は、国公立大学に69名、広島大学に22名(医学部医学科含む)が合格するなど、着実な成果を上げています。これは、3年間の体系的な進路指導と、生徒一人ひとりに寄り添った丁寧な指導の結果です。また、海外大学への進学を希望する生徒のサポートも充実しており、毎年数名が欧米の大学に合格しています。卒業生は、医療、教育、国際機関など、様々な分野で活躍しており、本校の教育の成果を示しています。

入学案内

入学を希望される方向けに、年間を通じて学校説明会を開催しています。例年、6月と10月に大規模な説明会を実施し、11月から12月にかけては小規模な説明会や個別相談会を行っています。これらの説明会では、学校の特色や入試情報はもちろん、在校生や卒業生の体験談を聞くこともできます。また、オープンスクールでは実際の授業や部活動を体験できる機会もあります。詳細な日程や申込方法については、学校のウェブサイトで最新情報をご確認ください。

特色のある教育方針

本校の教育方針は、キリスト教精神、グローバル教育、探究活動の3本柱で構成されています。毎朝の礼拝を通じて、生徒たちは思いやりの心と倫理観を育んでいます。グローバル教育では、年間10回以上の留学生との交流会や、希望者による1ヶ月の海外留学プログラムを実施しています。探究活動では、地域の課題解決に取り組むプロジェクトを3年間かけて行い、昨年は生徒たちの提案が市の政策に採用されるなど、実践的な学びを提供しています。

学費

本校の学費は、生徒の学びを支援するために適切に設定されています。入学金は290,000円、月額授業料は31,000円で、年間の総額は約553,080円となります。この他に、教材費や修学旅行積立金などが必要です。経済的な理由で就学が困難な生徒のために、学校独自の奨学金制度も設けています。例えば、成績優秀者への特待生制度や、家計急変時の授業料減免制度などがあります。詳細は個別にお問い合わせください。

まとめ

広島女学院高等学校は、130年以上の歴史を持つキリスト教主義の女子校として、知性と品格を兼ね備えた女性の育成に尽力しています。充実した英語教育と平和学習、探究活動を通じて、グローバル社会で活躍できる人材を輩出しています。多彩な学校行事や部活動、きめ細やかな進路指導により、生徒一人ひとりの個性と才能を伸ばす環境が整っています。本校は、未来を担う女性リーダーの育成を目指し、生徒の可能性を最大限に引き出す教育を提供しています。

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